旅行で伝統のある風景に感激

だんだんと年をとって来ると、伝統のある風景や場所など、そのことに触れることができる文化が好きになってきます。そのため、旅行にいくところとして選択をする時も、自然とそのような場所を選ぶことが多くなっている自分がいるのです。

例えば、歴史を感じるところだったり、懐かしい風景を見ることができるところに行きたいと思ったりしています。以前の私だったら、テーマパークなど、その場所にいくことによって、いろいろなことをしたり、楽しむことができたりするところが好きだったのです。

しかし、最近ではそのように動いて楽しむというよりも、その場所に歴史を感じて、情緒を楽しむことができる場所のほうが良いと思ったりしています。年をとったからだと思ったりもしていますが、同年代の人もそのように思っている人が多いことを思うと、そのような場所に落ち着きを感じるからだと思っています。

そして旅行にいって、いっていないところを楽しむと言うことは、以前のように動いていろいろなところにいくというよりも、その場所でひっそりとその空気を感じたいと思っている気持ちが強くなっています。そしてその事は、年を取るたびに、年々その気持ちが強くなっていると感じています。

初めての子連れ旅行

赤ちゃんが生後6か月になったら温泉に入っても大丈夫、ということをママ友から聞き、育児疲れしていた私は生後6か月過ぎたら絶対に温泉旅行に行く!と意気込んでいました。夫は大丈夫かな…と不安げでしたが、私が絶対に行きたい、と強く言ったので行くことになりました。

行先は富士五湖の一つである山中湖の近くです。子連れでも歓迎、という宿を探して2泊することにしました。そこでほうとうを食べる、が旅の大きな目的でした。出発当日、冬ばれのいいお天気の日で、道路もすいていて私も夫も久々の旅行でルンルンです。

宿の方も親切で、長女の哺乳瓶の消毒までして下さり、ありがたい限りでした。着いた日の晩御飯はほうとうではなかったけれど、どれもすごくおいしいし、温泉は気持ちいいし、明日も楽しみだな、なんて思って寝ました。ところが、朝起きると私は絶不調、気持ち悪くてたまりません。

どうやら胃腸炎にかかってしまったようでした。観光に行くどころではなくなってしまい、ひたすらトイレとの往復です。夫には長女と近所の散歩に行ってもらいました。結局ほうとうは食べられず、夫がおいしいおいしい、といって食べていました。翌日もまだ熱もあるし吐き気もあるので、早々にチェックアウトして帰宅しました。ほろ苦い思い出の娘との初旅行です。

憧れのセブ島へ行ってきました

ずっと南国の島に憧れていたので、セブ島へ行くことができてすごく満足です。フィリピンでの乗り換えの時は空港の外に旅行客に何か売ろうとフェンスにしがみついているたくさんの人がいたことにビックリしましたが。

私たちが宿泊したホテルは、ホテル内の設備が充実していて、外へ行かなくても充分楽しめる場所でした。部屋には天蓋付きの大きなベッドがあり、お風呂は猫足でお花が浮かべてあって、まさに南国のリゾートという感じです。プールも素敵なライトアップがあったり、プールサイドバーでは南国っぽいカクテルが飲めて素敵な時間が過ごせました。

お料理もシーフードが美味しく、料理長の心遣いで食べ終わった伊勢海老で出汁をとってお味噌汁を出していただきました。絶品のお味に旅先での優しさに、心もお腹も満たされました。ホテル内だけにしておけば良かったのですが、観光へ出てみてしっかりトラブルに巻きこまれてしまいました。

外を歩けば、まだ小さな子どもたちがお花を旅行客に買ってもらおうとたくさん集まってきて前に進めないくらいでした。それから、ホテルから観光地に案内してくれたコーディネーターさんが、行く先々で私たちの写真を撮りまくり、私たちのカメラで撮影をお願いしてもニコニコはぐらかし、後で法外な値段で写真を売りつけられそうになりました。

そこはキッパリ断りましたが、1枚くらい二人の写真が欲しくて、何度も交渉して1枚は購入してしまいました。安くはしてもらったとはいえ、やはり旅行先でなければ絶対買わないようなお値段で。そんなこともありましたが、物価が安かったので、ルームサービスをとったり、贅沢しましたが予算内で済んだのはリッチな気分が味わえて良かったです。

夜のバンコクでひとに道を尋ねたこと


初めて海外一人旅に出たときのことです。女の子の初一人旅でしたのでまわりにはかなり心配されました。とくに父親は、生水は飲むな、ボッタクリに気を付けろとまあうるさいのなんの、安全マニュアルのような本まで買ってきてくれたほどでした。

たくさんの人に「海外は危ないから気を付けろ」と脅された結果、私はすっかりおびえてしまいました。タイのバンコクに着いたときにはもう不安と緊張でガチガチになり、警戒心の塊になってしまっていました。しかも運の悪いことに空港からホテルに着くまでのあいだに道に迷ってしまいました。空港バスをおりたものの目指すホテルは見当たらず、街灯も少なく、ますます不安は募ります。

歩いても歩いてもホテルは見当たりません。思い切って道を尋ねると、一人のおじさんが連れていってあげようと立ち上がりました。そこで案内してもらうことになりましたが、私の目にはそのおじさんでさえも悪人に見えました。ホテルに案内すると見せかけて強盗だったらどうしようと思ったのです。おじさんの後ろをすこし間をあけて歩きながら私は泣きそうでした。

ここで私死んじゃうかもしれないとまで思いました。もちろんそんなことはありませんでした。おじさんは良い人で、すぐにホテルは見つかりました。笑って去っていくおじさんにむかって、私はお礼をいうと同時に、深く恥じ入りました。ニュースなどをみていると、海外では危険なことばかり起こっているように思えます。しかし本当は、どこの国も同じようにほとんどの人は親切で、良い人たちなのだと知ったからです。

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